こんにちは、みんな!今日は「平均」についてお話しします。平均って何か、種類がどんなものがあるのか、そしてどうやって計算するのか、一緒に見ていこう!
平均って何?
平均は、データをまとめて一つの代表的な数値で表す方法です。例えば、リンゴがたくさん入ったカゴがあったとしたら、大きいリンゴや小さいリンゴが混ざっていますよね。その中で平均は、このリンゴたちを代表する一つのリンゴみたいなものです。一番よく使われるのは「算術平均」です。
算術平均ってどうやって計算するの?
算術平均はとても簡単です。すべての数を足して、その数の合計を数の個数で割るだけです。例えば、2つの数、5と7があったとしたら、その算術平均は(5+7)÷2=6です。
例:
クラスに3人の生徒がいて、テストの点数がそれぞれ70点、80点、90点だったとします。これらの点数の算術平均は(70+80+90)÷3=80です。だから、平均点は80点です。
幾何平均って何?
幾何平均は、比率の平均を計算するときに使います。例えば、ある会社の売上が1年目に50%成長し、2年目に4%減少した場合、幾何平均を使って平均成長率を求めます。
例:
ある会社の売上が1年目に50%増加し、2年目に4%減少したとします。幾何平均は√(1.5 × 0.96) ≈ 1.2、つまり平均成長率は20%です。
調和平均って何?
調和平均は、主に速度の平均を計算するときに使います。例えば、あるランナーが30キロのレースを走るとき、最初の10キロは30キロ/時、中間の10キロは25キロ/時、最後の10キロは10キロ/時で走った場合、調和平均を使って平均速度を求めます。
例:
ランナーが最初の10キロを30キロ/時、中間の10キロを25キロ/時、最後の10キロを10キロ/時で走ったとします。調和平均は30 ÷ ((10÷30) + (10÷25) + (10÷10)) ≈ 17.3キロ/時です。
中央値って何?
中央値は、すべてのデータを小さい順に並べたときの真ん中の値です。例えば、5つの数があったら、1、3、3、6、7のように並べると、中央値は3です。データの数が偶数の場合、中央の2つの数の平均を取ります。
例:
7人の生徒がいて、テストの点数がそれぞれ55点、60点、65点、70点、75点、80点、85点だったとします。この場合、中央値は70点です。
最頻値って何?
最頻値は、データの中で一番多く出現する値です。例えば、数値が1、2、2、3、4のとき、最頻値は2です。なぜなら、2が2回出現するからです。
例:
クラスで生徒がそれぞれ持っている鉛筆の数が5、7、8、8、8、9、10だとします。この場合、最頻値は8です。なぜなら、8が一番多く出現するからです。
まとめ
平均はデータをよりよく理解するための方法です。今日は算術平均、幾何平均、調和平均、中央値、最頻値についてお話ししました。覚えていてね、数学は楽しくて役に立つんだよ!練習を続ければ、もっと上手になるよ!